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- 完成した機械を現場に行って動かし、調整を行うロボットティーチングを担当。
- 社内にて:ロボットのプログラミングを設定。設定どおりに動くかをチェック。
- 現地にて:機械を組み上げ、お客さまに操作を教えたり、機械の調整を行う。
※海外も含め、年間5~6件のペースでロボットティーチングを行う。1年のうち8ヶ月は現地作業。
私は三明機工のある清水の出身です。 大学は東京に進み、化学科を卒業しましたが、就職活動当初からUターン就職希望でした。
もちろん製造業の技術職で就職先を探しましたが、三明機工との出会いはガイダンスで偶然に知ったんです。
ロボットについては学生時代は全く経験がありませんでしたが、三明機工なら設計から製造まで一貫して自社で行っていることと、ロボット技術を覚えれば機械が実際の現場で動く最終段階まで見ることが出来ることを魅力に感じ、入社を決めました。
ロボットは入社後ゼロから覚えました。 現場に入り、先輩について実践でいろいろ教えてもらいました。
ロボットの基本の部分は、ファナックというロボット専門企業の『ロボット学校』に通う機会を会社が用意してくれますので、そこで勉強しました。
今はひとりでお客さまの現場にロボットティーチングに行くことが出来ます。 自分が成長したなと思うのは、もともとおとなしい性格だったんですが、現場でお客さまからいくつも寄せられる要望や質問に対して、「どうしたらよいか」を考え、自分の判断で対応できるようになったことです。
ロボットティーチングは液晶事業・ダイカスト事業など事業部ごとに分かれていませんので、どんな機械であっても私たちが担当してお客さまのところに行かなければなりません。 もちろん機械の特性もお客さまの現場もそれぞれに違います。 でも三明機工のどんな製品についても詳しくなり、様々なお客さまの生の声が聞きながら出来るこの仕事は、もっともっと自分を成長させてくれると思っています。
お客さまの現場で、実際に納品する機械を使う現場担当者とコミュニケーションを取りながら、1箇所に1ヶ月前後滞在しますので、おのずとお客さまの要望・三明機工への評価を聞くことが出来ます。
要望として多いのは実際に使ってみた上で出る、「もっとこうしてみたい」という付加機能への要望ですね。 これに対しては出来る限り現場で柔軟に対応するように心掛けていますし、それが出来るのが設計・製造者である三明機工自身がロボットティーチングを行う強みだと思っています。
おかげで評価の中には、納入後もニーズに対して臨機応変に対応してくれる、という声も多く嬉しいです。 また、担当者の専門知識が高いという評価も多いため、私自身ももっと勉強し、経験と知識を増やしてお客さまの役に立てるよう努力しようと思います。
ともと漠然と設計をやってみたいと思っていましたが、最近目標がもっと具体的になってきました。 電気回路を覚えて、ロボットを動かすための技術を高めたいと思っています。これを身につけて電気制御が出来るようになれば、ロボットティーチングにおいて現場で対応できることも増えますし、設計でも得意分野が持てるからです。
今の仕事でお客さまの要望を聞いたり、様々な機械の経験を積むことも、目標に近づくステップになっていると思います。
社内の雰囲気は、専門知識を持った職人級のベテランと若手が一緒になってバリバリ仕事をしていてとても活気があると思います。 問題にはみんなで取り組む一体感も私は好きです。
ものづくりが好きな方は、機械が出来上がっていく設計段階から最後動くところまでごく近くで見ることが出来るので楽しいのではないでしょうか。ロボットティーチングは、若手のうちから海外にいけるのでおすすめです!